災害はいつ襲ってくるかわかりません。そんな災害のために、日頃から食料の備蓄は忘れない様にしたいものです。とは言え、ありったけのものをとにかく溜めておくというのではいけません。

あまりにも多く買い込んでしまうと、保管する場所に困ることになりますし、賞味期限がやってきたら処理をすることにも困るのです。備蓄の食料というものは、基本的な量を頭に入れて、その家庭の必要数だけストックしておけば良いのです。

〇どれくらいストックする必要があるの?

政府は、災害が起きた時用の備蓄に関しては7日分、最低でも3日分が必要であるとしています。家族の人数が多いと、それだけ備蓄しなければいけない食料も多くなるということです。それが7日分となると尚更です。

そういった量をしまっておく場所がないと嘆いてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には7日分の備蓄食料として多くを買い込み溜めておくべきだということでもないのです。大抵の場合、カップ麺などのスットックはどのご家庭でもあるのではないでしょうか。

そういったものを含めての7日分という考え方ですので、あなたのご家庭でどの程度消費しているかを基準にして、それを足していくような方法でストックするようにしましょう。要するに、お米であれば10キロか5キロと、購入するキロ数も違ってくるでしょう。

10キロを購入するご家庭であれば、普段はお米が1/3の2キロほどまで減ったら、新たに買い足すのではないでしょうか。こうした場合ですと、2キロが最低限備蓄されているお米だと言えます。

しかし、災害時には多くて5キロほどが必要になりますが、2キロの最低備蓄ですと3キロ足りない状態になります。なので、早急にお米を買いにいきましょう。スーパーにレトルトのご飯も売られているので、そういったものを備蓄にするというのも手段です。

食料では、たんぱく質も大事です。たんぱく質は魚や豆、肉などの缶詰をストックしておきましょう。1食につき1つが目安となります。4人でお住まいであれば、7日間で84個の缶詰等が必要になるということです。

それでも、災害が起きた時点ではきっと冷蔵庫に食料が残っていると考えられるので、そちらも消費できますね。その他には、常温保存できる牛乳であったり野菜ジュースなどもストックしておきましょう。

〇調理器具などの道具も忘れずに!

また、食料をストックする他にも、調理器具なども必要になります。あなたは『かんぱん』というものを聞いたことがあるでしょうか。かんぱんは、飽きずに食べることができますし、開封したらそのまま食べられるので、災害の時には非常に便利な食べ物です。

災害が起こると、電気や水道などのライフラインは止まってしまうことが考えられます。なので、開封後にすぐ食べられる食料は大変重宝します。備蓄品としては、レトルト食品や缶詰なども挙げられますね。

しかし、それらは何かした器具等が必等になるのです。缶詰の場合は、開けるだけだと思いこんでいたら缶切がないと開けられず、食べられなかったということも起こり得ます。レトルト食品も、温めないと食べられないことが考えられるので、電気がいらないカセットコンロなどをご家庭で1台は用意しておきたいです。

さらに、そのコンロもボンベが必要であり、ガスの残量がないと火を着けられなくなりますので、十分な量の替えの用意を忘れられませんし、水もなければ温めることができないので、覚えておきましょう。