人が生きていくためには、食料が必要です。しかし、災害が起こってしまった後に、食料が確保できなければ、飢えてしまいます。そうならないために、普段から食料はあらかじめストックをしておくようにしましょう。

〇賞味期限に要注意!

とはいえ、備蓄のための食料を買ってきてしまいこんでも、これで終わりというわけではありません。食料にも水にも消費できる期限もあるのを忘れてはいけないのです。賞味期限はその期限が来たらすぐに食べられなくなるというわけではないですし、管理を怠らずにきちんとしていれば、期限を過ぎてしまっていても、食べられないことはないでしょう。

ただ、期限切れのものを食べるのは誰だって避けたいものですね。なので、日頃から備蓄食料の日付管理をきちんとしていく必要があるのです。期限が切れたものはその時点で消費しても良いでしょうし、処分するのも手段です。

そして、新しいものを補充しておくようにしましょう。また、日付の管理をどのようにしすれば良いかというと、備蓄のための食料をどういった具合に買っているかでも違ってきます。例えば、備蓄のパックになったご飯を1ケース(20個入り)を買ったならば、同じに1ケース分の賞味期限がやってきますので、一気にご飯1ケースを食べることになるでしょう。

ご飯の場合は毎日いただくものでしょうし、さほど消費に困らないかもしれません。しかし、魚の缶詰など1ダースなどの場合でしたら、家族皆で缶詰を早く食べきらなくてはならないという事態に陥ってしまうでしょう。

ところが、同じ缶詰だったとしても賞味期限が同じでないのなら、賞味期限になった場合の消費のペースも緩やかになるので、家族も大変な思いをしなくても済むということになります。よって、ストックをするために買う食料については、日付管理をこまめにするようにして、少しずつ補充をするというスタイルで行うのがおすすめです。

とは言っても、こういった方法でストックをするためには、十分な保管場所がそばで、見やすい場所にあるということが望ましいです。見えやすい状態で、補充もしやすい環境下でストックをするようにしましょう。

備蓄をする際には、まずは普段自分から見えるような場所でコンパクトにしまえるようものからしていくのが良いです。日付の管理に慣れてきたなら、段々とストックの量も増やしていきましょう。

〇水の賞味期限も忘れずに!

水にも賞味期限があります。ただ、賞味期限が切れてしまったとしても生活用の水として利用することができるので、再利用しましょう。期限切れのものはすぐに捨てるという方もいらっしゃいますが、水の場合はすぐに処分するのではなく、とっておくことも大事です。

ペットボトルの賞味期限切れの水も災害時などには役立つので、飲める水とは別の場所に保管しておくようにしましょう。ちなみに、食品等の消費期限についてお話してきましたが、『物』も時を経ることで質が悪くなってしまうものがありますので、気を付けるようにしましょう。

ゴムなども、時間が経つと伸びきってしまい使えなくなってしまいます。マスクにもゴムが使われていますが、ゴムの劣化によって上手くマスクの役割を果たしてくれなくなってしまう可能性もあります。

ウェットティッシュも、乾燥することによって使えなくなってしまいます。このようなことにも気をつけて、備蓄を進めましょう。