災害に見舞われると、普段の生活から一変してしまうことがあるでしょう。日常的に食料品の備蓄はしている方もいらっしゃるかもしれませんが、医薬品についても大切なものです。持病のある方にとっては、お薬は常にご自分の近くになくてはならないものでしょう。

それに、いつもは元気にしていても避難所生活になったりした場合などには、体調を崩してしまう方もいるのです。身体の疲労もあるでしょうけれど、精神的にも疲れてしまい、熱を出したり風邪をひいてしまうことも考えられます。

さらに、歯磨きができない環境になったことで歯に異常がでたり、普段食べないようなものを口にしたことでお腹を壊してしまうケースもあります。こうした場合にも、風邪薬などの薬はおおいに役だってくれることでしょう。

そして、地震などでガラスが割れて破片で怪我をしてしまうこともあり得ます。そうした場合にも消毒薬や絆創膏などがあると大変便利です。

災害が起きた時のために…医薬品は多めに備蓄を!

上記のような医薬品を備蓄しておくことは、とても重宝するでしょう。それでも、仕舞い込んでしまうということは避けましょう。それは、医薬品にも有効な消費期限があるということや、長く保存することで品質に問題が生じてしまうこともあるからです。

さらに、日常的に使用していないものは、災害時などに『あれがあった!』などと考えが及ばないこともあるからです。それでは、例え備蓄していても活用されずに無駄になってしまうこともあるでしょう。

なので、備蓄品として別に保管をしておくのではなく、日常的に使用する医薬品と同じ様に保管をすることがおすすめです。そうすることで、どれ位医薬品が残っているのかをチェックすることも可能になります。

それに、常備薬でしたらいつも切らさずにご家庭に置いておきたいものです。災害が起きた時のことを考えて、通常よりも多く医薬品を備蓄するという方法もあります。普通の救急箱よりも大きめの箱などでストックしておくのも良いでしょう。家族皆で医薬品の場所を周知しておく必要もありますので、覚えておきたいです。

何を保管する?備蓄する医薬品について

備蓄しておく医薬品は、風邪薬を始め鎮痛剤や胃腸薬も必要ですね。さらに、サプリメントであったりビタミン剤などといったものも適しています。もし避難生活などになった場合や食料を買えない場合には、栄養が偏ってしまいがちになるからです。

こう言った時にサプリメントが活躍してくれるでしょう。少しのスペースで保管できますので、数種類用意しておくと良いですね。また、湿布など打ち身やねんざに効果のある外用薬も保管しておきましょう。

身体を使った作業をした場合に筋肉痛になったり、ぶつけてしまうことも考えられるからです。家庭内で手早く対処することができますし、安心です。お子さんなどが突如熱を出してしまうこともあるでしょう。

そう言った時のために、熱を冷ましてくれる冷却シートも幾らか保管しておきましょう。夏場の冷蔵が使えなかった場合などの暑さ凌ぎにもなるので、便利です。