Authorbluefish2017

いざという時のために!医薬品のストックについて

災害に見舞われると、普段の生活から一変してしまうことがあるでしょう。日常的に食料品の備蓄はしている方もいらっしゃるかもしれませんが、医薬品についても大切なものです。持病のある方にとっては、お薬は常にご自分の近くになくてはならないものでしょう。

それに、いつもは元気にしていても避難所生活になったりした場合などには、体調を崩してしまう方もいるのです。身体の疲労もあるでしょうけれど、精神的にも疲れてしまい、熱を出したり風邪をひいてしまうことも考えられます。

さらに、歯磨きができない環境になったことで歯に異常がでたり、普段食べないようなものを口にしたことでお腹を壊してしまうケースもあります。こうした場合にも、風邪薬などの薬はおおいに役だってくれることでしょう。

そして、地震などでガラスが割れて破片で怪我をしてしまうこともあり得ます。そうした場合にも消毒薬や絆創膏などがあると大変便利です。

災害が起きた時のために…医薬品は多めに備蓄を!

上記のような医薬品を備蓄しておくことは、とても重宝するでしょう。それでも、仕舞い込んでしまうということは避けましょう。それは、医薬品にも有効な消費期限があるということや、長く保存することで品質に問題が生じてしまうこともあるからです。

さらに、日常的に使用していないものは、災害時などに『あれがあった!』などと考えが及ばないこともあるからです。それでは、例え備蓄していても活用されずに無駄になってしまうこともあるでしょう。

なので、備蓄品として別に保管をしておくのではなく、日常的に使用する医薬品と同じ様に保管をすることがおすすめです。そうすることで、どれ位医薬品が残っているのかをチェックすることも可能になります。

それに、常備薬でしたらいつも切らさずにご家庭に置いておきたいものです。災害が起きた時のことを考えて、通常よりも多く医薬品を備蓄するという方法もあります。普通の救急箱よりも大きめの箱などでストックしておくのも良いでしょう。家族皆で医薬品の場所を周知しておく必要もありますので、覚えておきたいです。

何を保管する?備蓄する医薬品について

備蓄しておく医薬品は、風邪薬を始め鎮痛剤や胃腸薬も必要ですね。さらに、サプリメントであったりビタミン剤などといったものも適しています。もし避難生活などになった場合や食料を買えない場合には、栄養が偏ってしまいがちになるからです。

こう言った時にサプリメントが活躍してくれるでしょう。少しのスペースで保管できますので、数種類用意しておくと良いですね。また、湿布など打ち身やねんざに効果のある外用薬も保管しておきましょう。

身体を使った作業をした場合に筋肉痛になったり、ぶつけてしまうことも考えられるからです。家庭内で手早く対処することができますし、安心です。お子さんなどが突如熱を出してしまうこともあるでしょう。

そう言った時のために、熱を冷ましてくれる冷却シートも幾らか保管しておきましょう。夏場の冷蔵が使えなかった場合などの暑さ凌ぎにもなるので、便利です。

忘れてはいけない!非常用持ち出し袋を備えよう!

あなたは『非常用持ち出し袋』というものをご存じでしょうか。『非常用持ち出し袋』は、何か災害が起こった時にすぐに持ち出して逃げるようにするために、非常用の物品を入れておく袋のことです。各家庭に1つは用意しておくことが推奨されます。

日頃からご家庭で備えておくことで、安心に繋がるでしょう。

〇非常用持ち出し袋に入れるものは吟味しよう

では一体、『非常用持ち出し袋』には一体どういった物品を入れておけば良いのでしょうか。人によって違いはあるものの、人が背負って歩ける重量は、男性は15キロほど、女性だと10キロほどです。

そういったことから、あまり詰め込み過ぎると重くなりすぎてしまい避難にも支障を来たしますので、重さも加減しながら袋に詰めることが大切です。また、何でもかんでも入れると実際には役立たないものが多かったということになりかねませんので、内容に関しては十分吟味をする必要があります。

『非常用持ち出し袋』の内容は、何を入れなければいけないといった決まりがあるわけではありません。なので、あなたにとって何が重要であるかを考えながら選ぶと良いでしょう。

〇これだけは入れておきたい!必須のアイテムとは?

災害が起こってから救援物資が届くまで、最低でも3日ほどはかかってしまうことが多いです。なので、それまでの期間はご自身で乗りきることを考えなければいけません。では、『非常用持ち出し袋』に入れるべき必要最低限の物品をご紹介しましょう。

まずは、『非常用持ち出し袋』にする袋です。リュック型であり大きめが好ましいです。そして飲料水にカンパンなどの食料、懐中電灯に情報を得るためのラジオもあると便利です。さらに、お金などの貴重品も備えておきましょう。

小銭の用意を忘れてはいけません。また、救急の際のマスクや絆創膏なども必要です。着替えも圧縮袋等にいれてコンパクトに入れておきましょう。筆記具やハサミなども便利でしょう。

炊事などをする際のためにチャッカマン等の火を付けられるもの、様々に使えるタオルやポリ袋を数枚、断水になった場合に備えてのトイレットペーパーやウェットティッシュ、ガムテープや軍手(綿と皮両方)、雨合羽、避難先で場所確保に使うレジャーシートなどを入れておくようにしておくと安心です。

〇その他に必要になるものとは何だろう?

年齢や性別でも入れておきたいものが変わってきます。もし赤ちゃんがいるのであれば、おむつや粉ミルク、母子手帳、離乳食、スプーン、おしり拭きなどが必要になります。女性の方は、生理用品やヘアゴム等や化粧品、鏡、ブラシなど身だしなみに関するものも必要になるでしょう。

高齢者が御一緒であれば、柔らかいお粥などの非常食、そして介護用品の杖など、入れ歯の洗浄剤、高齢者手帳、大人用のおむつなどが用意されていると良いでしょう。視力を補うための、予備メガネやコンタクトレンズの洗浄液なども備えておきましょう。

さらに、カセットコンロにボンベなどがあると、食事の時に便利です。さらに古新聞や段ボールも用意しておくようにしましょう。

これも大事!水のストック方法を知っておこう

災害に備えて、食料を備蓄することは大事です。しかし、それだけではなく水も備蓄しておくことが非常に大切になります。災害の中でも、地震によって水道管に問題が生じることもあり、断水してしまう可能性もあります。

マンションやアパートといった集合住宅では貯水タンクを使っていることが多く、水害が起こると地下の浸水により断水してしまうこともあるのです。また、停電になりポンプが動きを止めてしまうことも断水の原因となります。

そういった面でも、集合住宅にお住まいの方は、より災害時を見越した水の確保は大切な事項であると言えるでしょう。

〇飲料用だけじゃない!トイレにも水が必要

水には、様々な用途があります。もちろん飲料水にも使いますが、トイレなど生活の場面でも必要なものです。『飲み水』としての用途は考える人も多いでしょう。それでも、災害が起きるとトイレを何日も流せなくなってしまうこともあります。

災害に備えるならば、そこまで思い至らなくてはいけません。しかし、トイレに関しては水を用意しておくことで乗り越えることができますので、トイレ用の水もきちんと確保しておきましょう。

〇大事な水!給水車が来るけれど?

水道が無事復旧するまでの間は、災害が起きた場所では給水車が水の補給をしてくれることが多くあります。ただ、水をどのように貰うのか、貰ってからどのように持って行くのかをあらかじめ決めて用具等を準備しておかなければいけません。

水は重いものですし、特に女性や高齢者では運ぶことが困難な場合があります。そういった水の運搬をしやすくするためにも、ポリタンクであったり台車を準備しておきたいものです。水の備蓄には、給水を受けるための準備もしておかなければいけないということです。

とは言え、停電になってしまい集合住宅のエレベーターが止まってしまうことがあります。そんな中で水を運んだりすることはとても大変なことです。お年寄りなどの体力的に難がある方が1日のうちに何回にもわたって水を運ぶということは、困難なことでしょう。

そういった場合には、ご自宅の状況やご家族の構成などに合わせて普段から水をしっかりと備蓄しておくと、給水車の水ばかりに頼ることもなく対処できるでしょう。

〇清潔な水を確保することが大事!

災害が起こったとしても、清潔である水によって家族の健康を保つことは大事です。飲む用途として利用する清潔な水は、水道から汲んだものを長い間保管しておくことは避けたいものです。飲料水にする水は、ペットボトルに入っているミネラルウォーターを備蓄することが鉄則です。

ペットを飼っておられるご家庭ならば、そのペットのことも考えて、必要な分を準備しておくようにしましょう。1人分は、おおよそ1日で1リットルほどの水が必要となっています。それでも、その量を全てペットボトルの水で備蓄をしておくこともありません。

必要量の水は、冷蔵庫などに入っているお茶のボトルの中やポットの中に保存しておくのも良いです。なるべく、日常的に1日分の水は確保しておくようにしましょう。

ペットボトルの水を確保することを前述しましたが、そのペットボトルの水にも賞味期限はあります。水も段々と古くなってきますので、古い水は日付順に普段の飲料や生活で使用する方も多いでしょう。

それよりも、期限が切れた飲料用水の保存は継続し、災害時にトイレなどで生活用水として用いることも効果的なのではないでしょうか。

どこにストックするの?食料品などの保管場所について

災害時に備え、ご家庭で備蓄品を備えておくことが肝要です。そのためには、その備蓄品をどこで保管するかということが大事になってくるでしょう。備蓄するものを用意する前に、保管場所をあらかじめ決定しておくことが必要なのです。

もし保管場所を決めていないうちに備蓄品を用意してしまうと、後になって入れ替えるという手間がかかることもありますし、あちらこちらに保管することになりかねません。このような状態では、災害時には用を成さない可能性があります。

災害時の備蓄品は、食料が多いです。なので、もし保管場所などを決めてきっちりと管理しておかないと、備蓄品が無意味なものになってしまうこともあるのです。それを防ぐためにも、家の中の安全な場所で、備蓄のできる場所を確保しておくようにしましょう。

~~~~~~~~
災害時にカードローンは使えないかもしれないけど、「お金がない!」という日常の緊急時に大活躍間違いなしです!
モビットのカードローンを知りたい!
~~~~~~~~

〇食料品は湿気が大敵!段ボールに入れるのも注意が必要

浸水の危険がないかどうかは、防災マップなどを確認して知ることができます。ご自宅が浸水する心配がない場合であっても、1階の床よりも高い場所に保管することが大切です。普段の湿気なども食料は嫌うので、容器は密閉できるものを利用したり、プラスチックケースに保存をするというのも、賢明と言えるでしょう。

段ボールに入れて、レトルト商品や缶詰等を保存するご家庭も多いのではないでしょうか。ただ、段ボール自体も虫による被害も考えられますし、何が入っていたのかわからなくなってしまう懸念もあります。

さらに、箱等に入れた場合は重ねて下になってしまった箱に関して取り出しにくくなってしまうでしょう。棚を作成したり、引き出しタイプの半透明になったケースを利用して、スペースを上手に利用することも可能です。この場合は、備蓄品をたっぷりと詰め込み過ぎずに、余裕を持たせて保存するようにしましょう。

〇食料品以外もストックが必要!どこに保管する?

食品以外のものも備蓄しておく必要があります。食料以外の水や医薬品も、食料と同じ場所に保管すると、わかりやすいですしいざという時に取り出すのにも便利です。しかし、2か所くらいに分けて保管しても問題ありません。

食料品は涼しさがあって乾燥している場所が適していますが、それ以外の備蓄品は、すぐに思い出せる場所に保管しておくようにしましょう。例えば、医薬品の場合は家族皆が把握しているであろう、救急箱の近くなどといった具合です。

さて、食料品の備蓄は数も多くなりますので、それなりの保管スペースの確保が必要になります。ただ、それだけのスペースがあれば問題はないのですが、一般家庭でそうもいかない場合もあるでしょう。

そういったケースでは、普段の買い置きを多くするようにして、日常的に備蓄を合理的に行っていくと良いでしょう。日持ちのする調味料などは、常に1個以上のストックをしておくと便利です。

ティッシュペーパーやトイレットペーパーなども、常に1カ月分ほどはストックしておきましょう。飲み物に関しては、お茶や水などのペットボトルを1日凌げる分用意しておくようにしましょう。何かあってからでは遅いのです。早めに備蓄場所を決めて、食料などを保管しておくようにしましょう。

もしかしたら、家以外で災害に遭ってしまうことも考えられます。それに、もしかしたらその災害によって家の備蓄品を失ってしまうかもしれないのです。そう言った時のために、マイカーにも備蓄品を用意しておきましょう。また、ご自身の会社にも備蓄を最低限の食料や水などの備蓄をしておきましょう。

どんなものが良いの?ストックしたい食料とは

災害はいつ襲ってくるかわかりません。そんな災害のために、日頃から食料の備蓄は忘れない様にしたいものです。とは言え、ありったけのものをとにかく溜めておくというのではいけません。

あまりにも多く買い込んでしまうと、保管する場所に困ることになりますし、賞味期限がやってきたら処理をすることにも困るのです。備蓄の食料というものは、基本的な量を頭に入れて、その家庭の必要数だけストックしておけば良いのです。

〇どれくらいストックする必要があるの?

政府は、災害が起きた時用の備蓄に関しては7日分、最低でも3日分が必要であるとしています。家族の人数が多いと、それだけ備蓄しなければいけない食料も多くなるということです。それが7日分となると尚更です。

そういった量をしまっておく場所がないと嘆いてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には7日分の備蓄食料として多くを買い込み溜めておくべきだということでもないのです。大抵の場合、カップ麺などのスットックはどのご家庭でもあるのではないでしょうか。

そういったものを含めての7日分という考え方ですので、あなたのご家庭でどの程度消費しているかを基準にして、それを足していくような方法でストックするようにしましょう。要するに、お米であれば10キロか5キロと、購入するキロ数も違ってくるでしょう。

10キロを購入するご家庭であれば、普段はお米が1/3の2キロほどまで減ったら、新たに買い足すのではないでしょうか。こうした場合ですと、2キロが最低限備蓄されているお米だと言えます。

しかし、災害時には多くて5キロほどが必要になりますが、2キロの最低備蓄ですと3キロ足りない状態になります。なので、早急にお米を買いにいきましょう。スーパーにレトルトのご飯も売られているので、そういったものを備蓄にするというのも手段です。

食料では、たんぱく質も大事です。たんぱく質は魚や豆、肉などの缶詰をストックしておきましょう。1食につき1つが目安となります。4人でお住まいであれば、7日間で84個の缶詰等が必要になるということです。

それでも、災害が起きた時点ではきっと冷蔵庫に食料が残っていると考えられるので、そちらも消費できますね。その他には、常温保存できる牛乳であったり野菜ジュースなどもストックしておきましょう。

〇調理器具などの道具も忘れずに!

また、食料をストックする他にも、調理器具なども必要になります。あなたは『かんぱん』というものを聞いたことがあるでしょうか。かんぱんは、飽きずに食べることができますし、開封したらそのまま食べられるので、災害の時には非常に便利な食べ物です。

災害が起こると、電気や水道などのライフラインは止まってしまうことが考えられます。なので、開封後にすぐ食べられる食料は大変重宝します。備蓄品としては、レトルト食品や缶詰なども挙げられますね。

しかし、それらは何かした器具等が必等になるのです。缶詰の場合は、開けるだけだと思いこんでいたら缶切がないと開けられず、食べられなかったということも起こり得ます。レトルト食品も、温めないと食べられないことが考えられるので、電気がいらないカセットコンロなどをご家庭で1台は用意しておきたいです。

さらに、そのコンロもボンベが必要であり、ガスの残量がないと火を着けられなくなりますので、十分な量の替えの用意を忘れられませんし、水もなければ温めることができないので、覚えておきましょう。

食料のストックも忘れずに!日付管理も忘れずにしよう

人が生きていくためには、食料が必要です。しかし、災害が起こってしまった後に、食料が確保できなければ、飢えてしまいます。そうならないために、普段から食料はあらかじめストックをしておくようにしましょう。

〇賞味期限に要注意!

とはいえ、備蓄のための食料を買ってきてしまいこんでも、これで終わりというわけではありません。食料にも水にも消費できる期限もあるのを忘れてはいけないのです。賞味期限はその期限が来たらすぐに食べられなくなるというわけではないですし、管理を怠らずにきちんとしていれば、期限を過ぎてしまっていても、食べられないことはないでしょう。

ただ、期限切れのものを食べるのは誰だって避けたいものですね。なので、日頃から備蓄食料の日付管理をきちんとしていく必要があるのです。期限が切れたものはその時点で消費しても良いでしょうし、処分するのも手段です。

そして、新しいものを補充しておくようにしましょう。また、日付の管理をどのようにしすれば良いかというと、備蓄のための食料をどういった具合に買っているかでも違ってきます。例えば、備蓄のパックになったご飯を1ケース(20個入り)を買ったならば、同じに1ケース分の賞味期限がやってきますので、一気にご飯1ケースを食べることになるでしょう。

ご飯の場合は毎日いただくものでしょうし、さほど消費に困らないかもしれません。しかし、魚の缶詰など1ダースなどの場合でしたら、家族皆で缶詰を早く食べきらなくてはならないという事態に陥ってしまうでしょう。

ところが、同じ缶詰だったとしても賞味期限が同じでないのなら、賞味期限になった場合の消費のペースも緩やかになるので、家族も大変な思いをしなくても済むということになります。よって、ストックをするために買う食料については、日付管理をこまめにするようにして、少しずつ補充をするというスタイルで行うのがおすすめです。

とは言っても、こういった方法でストックをするためには、十分な保管場所がそばで、見やすい場所にあるということが望ましいです。見えやすい状態で、補充もしやすい環境下でストックをするようにしましょう。

備蓄をする際には、まずは普段自分から見えるような場所でコンパクトにしまえるようものからしていくのが良いです。日付の管理に慣れてきたなら、段々とストックの量も増やしていきましょう。

〇水の賞味期限も忘れずに!

水にも賞味期限があります。ただ、賞味期限が切れてしまったとしても生活用の水として利用することができるので、再利用しましょう。期限切れのものはすぐに捨てるという方もいらっしゃいますが、水の場合はすぐに処分するのではなく、とっておくことも大事です。

ペットボトルの賞味期限切れの水も災害時などには役立つので、飲める水とは別の場所に保管しておくようにしましょう。ちなみに、食品等の消費期限についてお話してきましたが、『物』も時を経ることで質が悪くなってしまうものがありますので、気を付けるようにしましょう。

ゴムなども、時間が経つと伸びきってしまい使えなくなってしまいます。マスクにもゴムが使われていますが、ゴムの劣化によって上手くマスクの役割を果たしてくれなくなってしまう可能性もあります。

ウェットティッシュも、乾燥することによって使えなくなってしまいます。このようなことにも気をつけて、備蓄を進めましょう。

マンション住まいの方必見!管理組合で備えることとは

マンションに住んでいるということは、1つの建物に多くの世帯が暮らしていますし、『集合住宅』の一員であることの意識をしっかりと持つ必要があります。災害が起きた時にいかにして被害を減らすのかということについては、マンションの管理組合がきちんと決定しておくことが大切です。

マンションを管理している会社と協力しながら、対策であったり、個人個人が果たす役割について把握しておきましょう。ここでは、主に台風などが発生した場合についてお話いたします。

〇日常的にはどんなことに気を付ける?

近くにある病院やエレベーター会社、関係のある官庁など、災害時の緊急連絡先として必要なリストを作り、管理室に掲示しておきましょう。管理組合の役員同士で共有することも大切です。そのマンションに住んでいる方達の名簿を作成しておくことも重要です。

一人暮らしの方やお年寄りの世帯もあるでしょう。そういった世帯については、ご近所の方達が常日頃から支えてあげるようにしましょう。いわゆる、『近助(きんじょ)』というものです。

さらに、市役所などの窓口や、インターネットのホームページから防災マップやハザードマップを用意しておくことも忘れてはなりません。最近では、その場に住む住民達が自主的に防災マップを作成することも増えているので、こういったものを自分達で作っていくことも良いかもしれません。

また、マンションのエントランスやエレベーター乗り場、地下の施設があるならば、そういった場所が浸水しないように、土のうを準備しておくようにしましょう。どこに設置するか、どういった場合に設置するのかについても、今のうちに相談をして決めておくことが大切です。

そして、把握しておきたいのは管理組合で用意をしている備品についてです。もし足りないものがあったなら、あらかじめ補充をしておきましょう。マンションの共用部分は、火災や落雷、破裂他が火災保険の対象となることがあります。管理組合が加入している保険を把握しておくことも大事です。

〇台風が近付いてきた!そんな時にはどうする?

台風などが近付いてきた時点で、マンションのどこかを修理していたり、修理の依頼をしていることもあるかもしれません。そういった場合には、応急的に処置を施し被害が拡がってしまわないようにすることが大事です。

マンションにはエレベーターが設置されていることが多いですね。しかし、エレベーター乗り場が浸水してしまうとエレベーターが動かなくなってしまいます。そういった事態を防ぐためにも、浸水についての対策は十分に行いましょう。

さらに、管理組合では住民の方達に注意を促すことも必要ですし、住民が準備すべきものなどを、張り紙として掲示するということも案です。マンションの敷地の中にあるもので、風によって飛び散ってしまいかねないものは撤去するか補強するなどしましょう。

共有部分や敷地の中にある排水溝等が詰まっていないかを確認しておくことも大事ですし、地下ピットなどにある排水ポンプがきちんと動くかどうかも調べておく必要があります。天候が良くなりましたら、雨漏りなどをしていないか確認します。

そして、地下や屋上などの場所は管理会社に調査を頼みましょう。自身で点検することは危険ですので控えましょう。敷地内の点検は複数人で行うのが鉄則であり、雨天であれば合羽を着用しましょう。

もしも危険な個所を見付けたなら、速やかに管理会社に連絡をして住民にも周知することが必要ですので、覚えておきましょう。

マンションに住んでいる方へ!個人ではどのように備えるの?

マンションの場合ですと、様々な方が住んでいらっしゃいますね。マンションは集合住宅ですし、マンション全体での防災も考える必要もありますが、入居している世帯それぞれできちんと災害に備える必要があるのです。

さて、マンションはどちらかというと建物としては災害に強いとされています。とは言え、台風などが発生した場合に災害に見舞われないとは限りませんので、各ご家庭において、しっかりと災害が起きた場合について話し合い、対策を講じておくようにしましょう。

今回は、台風などの場合に関して述べたいと思います。

〇普段から準備しておけば良いものは何?

災害への備えというものは、日頃からきちんと行っていかなくてはいけません。他の記事でも書いていることですが、家族間で安否の確認方法はきちんと話し合っておく必要があります。避難場所や連絡方法などの確認も大事です。

避難をする時のために、必要なものを最低限まとめて用意しておくのも便利です。両手が空くようにリュックサックなどが良いでしょう。足を怪我しないように、スニーカーなども用意することを忘れてはいけません。

災害が起きると、水や電気などのライフラインが途絶える可能性も高いです。なので、あらかじめ防災用品や水などの備蓄もしておきましょう。ベランダやバルコニーにアンテナを設置していたり、植木鉢などを置いている場合もあるでしょう。

そういった物も危険となる可能性があるので、撤去するか補強をするなどして対処しましょう。また、ベランダ等の排水溝なども詰まると大変なので、日頃から掃除をしておくようにしましょう。

さらに、窓については飛んでくる物から守るために、飛散防止のためのフィルムを貼るということも大事です。ただし、マンションの場合は管理規約などによって定めがあることも考えられますので、その場合はきちんと届け出をしましょう。

〇台風が来る!?その直前に…

台風がやってくるだろうと考えられる直前には、窓は閉めておくようにしてカーテンも引いておくのが良いです。もしかしたら、窓や玄関扉の下から浸水してしまうことがあるかもしれません。

窓の鍵はしっかりとかけるようにして、漏れてこないように雑巾などで目張りを施すことも一案です。車やバイクを外に停めていてカバーをかけている方もいらっしゃるでしょう。風が強いと飛んでしまうことが考えられますので、しっかりとひも等で縛っておくことを忘れてはいけません。

高齢のご両親やお子さんがいらっしゃるご家庭で、高齢者の方やお子さんが外出されていることもあるでしょう。台風などが来るという場合には、速やかに迎えに行くようにしましょう。

また、台風などの災害の場合には、電車などが止まってしまうこともありますね。なので、テレビやラジオを使って公共交通機関の運行がどのようになっているのかを、確認するようにします。

地下ピット式の機械式駐車場に車を駐車されている方もいらっしゃるかと思います。こういった形式の駐車場は大雨の場合に水没してしまう危険があることから、下段に停めている車は地上への避難が大切なので、覚えておきましょう。

大地震が来る前に!家族間の決めごととは?

災害はいつ起きるかわかりませんね。夜間などの場合は家族一緒に同じ屋根の下で寝ていることも考えられます。しかし、日中学校やお仕事に行かれている間に災害が起きるかもしれません。

もし大地震が来たりした時などにも、家族の安否は一番に気がかりになることでしょうし、一刻も早く知る必要があります。そういった時などのためにも、家族間において決めごとをしておくことが重要となります。

その決めごとは、きちんと各自で書きだしていつも所持しておくことをこころがけましょう。

〇安否確認の方法を決めておこう!

ではまず、何を決めておくべきなのかというと、安否の確認を家族間でどの様な方法でするかということです。NTTが提供している災害用伝言ダイヤルの使い方を家族内できちんと覚えておきましょう。

固定電話や携帯電話、公衆電話からも利用できるもので、通常は災害時に提供されるものです。1回で30秒間まで録音することが可能です。こちらは毎月1日と15日の24時間、正月3が日など無料で体験できる日が設けられていますので、事前に体験しておくことも大事です。

最初に171に電話をかけ、録音なら1を、再生なら2を押します。そして市外局番から電話番号を押しましょう。そうすることで、録音や知人などが録音した音声の再生も可能となります。

また、携帯電話用の『災害用伝言版』もありますので、こちらもぜひ災害時には活用したいです。災害時に、自分がどの様な状態なのかについて100文字程度でメッセージを残すことができるサービスです。

どうしているか気になる人の電話番号を入力することで、その人の安否を知ることができるのです。携帯電話会社によって使い方が変わってくるので、今のうちに確認しておくのが賢明です。

災害が起きると、被災してしまった地域よりも遠い地域の方が電話などは繋がりやすいです。よって、被災地よりも遠いところに住んでいるご友人や知人の方などの電話番号などを、家族間の緊急連絡先としておくことも重要になってくるでしょう。

災害が起きた時のために、家族間では自分たちが避難するべき場所やどこに集合するかなどをあらかじめ確認し合うことが大事です。このことは、他の記事で詳しくご説明させていただきます。

〇必要事項をメモして持ち歩くことも有効

さらに、家族の病気などことや情報などを書いたメモを、家族全員が普段から持ち歩くようにしましょう。そうすることで、いざという時の対応にも役に立ってくれるでしょう。さらに、家庭の財産について記された情報(免許証番号やパスポート番号、基礎年金番号などです)も、安全な場所に保管しておくようにすると良いです。

以上のように、いつ起こるかわからない災害から皆を守るためにも、今一度家族で確認し合って災害に備えることが重要なのです。あるリサーチによると、家族間で災害時の連絡方法等を共有していないと回答した数が4割にも上ったということです。

まだまだ防災意識が高いとは言えないでしょう。災害が起こると、家族が無事かどうかが非常に気になるものです。なので、そういった不安を解消するためにも今のうちから連絡方法は共有しておくようにしましょう。

どこが違うの?一軒家とマンションの防災について

人の住む住居には形態が様々ありますね。一軒家にお住まいの方もいらっしゃれば、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいになられている方もいるでしょう。これまで一軒家で過ごされてきた方で、マンションに引っ越された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住居の形態が違うことから、災害に備える際にも勝手が違うことは覚えておきたいものです。

〇マンションの場合は上階などにも迷惑をかける可能性も

一軒家だと、防災に関してはその家に住む個人が主となってしっかりとしなければいけません。それでも、近所の方と連携したり防災訓練などに参加をすることもあるでしょう。しかし、マンションになると大勢の方がそれぞれ入居していることもあり、個人が対策をしたりするだけでは万全とは言い難い部分があります。

例えば、マンションのどこか一室で火災が発生したとしたら、他の部屋の方々にも影響が出る可能性があるということもあるのです。もし自分は対策をしていたとしても、他からの影響によって自身の部屋に被害が出てしまうことも考えられますし、もしかしたら反対に他の人の部屋に影響を与えてしまうことだってあり得ないことではないのです。

ですから、そういったことを防ぐために、マンションでは定期的に防災訓練を行っていることが多いのです。訓練を行う時期についても割とコンスタントに行われるので、マンションに住んでいる人達が皆で防災の意識を高めることができますし、そのマンションでも防災の備えについて共通のものを持てるようになるのです。

あるマンションでは消防署の協力の元で防災訓練を実施しています。しかし、マンション住民の参加はあまりなかったという事実もあります。日々忙しいかもしれませんが、いざという時のために、自分が困らないためにも防災訓練には積極的に参加しなくてはいけないのです。

これはマンションに住んでいる方にはとても重要なことです。まずは、その階それぞれにおいて避難をする経路についても知っておくようにしましょう。

〇マンションではエレベーターが止まることも!

さらに、エレベーター以外で避難するとしたらどういった方法で避難をするのかについても前もって確認しておく必要があります。その際にどういった物を用意するべきなのかも重要ですね。いざという時にそれが使用できるようにしておかなくてもいけません。さらに、マンションにお住まいであるなら建物に多くの住民の方が住んでおられるということも常に意識していることも大事です。

地震などの災害であれば、自分で防ぐことはできないものの、火災であれば住民一人一人が気を付けることによって防ぐことが可能なのです。また、よく地震が発生したならテーブルや机の下に隠れるようにと言われます。

しかし、マンションの場合はより地震において揺れが大きくなりますし、机の下に隠れることなどは反対に危険度が上がってしまうことも考えられます。なので、マンションであれば廊下に出る(家具などがないということがカギです)ことが必要になるのです。

以上のように、住居という点では同じであり、基本的な防災は同じではあるものの、一軒家とマンションでは災害についての備え方などは違う面もあるということも覚えておく必要があるということです。

copyright © preparing-for-disaster.com