マンションの場合ですと、様々な方が住んでいらっしゃいますね。マンションは集合住宅ですし、マンション全体での防災も考える必要もありますが、入居している世帯それぞれできちんと災害に備える必要があるのです。

さて、マンションはどちらかというと建物としては災害に強いとされています。とは言え、台風などが発生した場合に災害に見舞われないとは限りませんので、各ご家庭において、しっかりと災害が起きた場合について話し合い、対策を講じておくようにしましょう。

今回は、台風などの場合に関して述べたいと思います。

〇普段から準備しておけば良いものは何?

災害への備えというものは、日頃からきちんと行っていかなくてはいけません。他の記事でも書いていることですが、家族間で安否の確認方法はきちんと話し合っておく必要があります。避難場所や連絡方法などの確認も大事です。

避難をする時のために、必要なものを最低限まとめて用意しておくのも便利です。両手が空くようにリュックサックなどが良いでしょう。足を怪我しないように、スニーカーなども用意することを忘れてはいけません。

災害が起きると、水や電気などのライフラインが途絶える可能性も高いです。なので、あらかじめ防災用品や水などの備蓄もしておきましょう。ベランダやバルコニーにアンテナを設置していたり、植木鉢などを置いている場合もあるでしょう。

そういった物も危険となる可能性があるので、撤去するか補強をするなどして対処しましょう。また、ベランダ等の排水溝なども詰まると大変なので、日頃から掃除をしておくようにしましょう。

さらに、窓については飛んでくる物から守るために、飛散防止のためのフィルムを貼るということも大事です。ただし、マンションの場合は管理規約などによって定めがあることも考えられますので、その場合はきちんと届け出をしましょう。

〇台風が来る!?その直前に…

台風がやってくるだろうと考えられる直前には、窓は閉めておくようにしてカーテンも引いておくのが良いです。もしかしたら、窓や玄関扉の下から浸水してしまうことがあるかもしれません。

窓の鍵はしっかりとかけるようにして、漏れてこないように雑巾などで目張りを施すことも一案です。車やバイクを外に停めていてカバーをかけている方もいらっしゃるでしょう。風が強いと飛んでしまうことが考えられますので、しっかりとひも等で縛っておくことを忘れてはいけません。

高齢のご両親やお子さんがいらっしゃるご家庭で、高齢者の方やお子さんが外出されていることもあるでしょう。台風などが来るという場合には、速やかに迎えに行くようにしましょう。

また、台風などの災害の場合には、電車などが止まってしまうこともありますね。なので、テレビやラジオを使って公共交通機関の運行がどのようになっているのかを、確認するようにします。

地下ピット式の機械式駐車場に車を駐車されている方もいらっしゃるかと思います。こういった形式の駐車場は大雨の場合に水没してしまう危険があることから、下段に停めている車は地上への避難が大切なので、覚えておきましょう。