日本は地震が多い国です。小さい地震ですと、一日に何回も各地で発生しているのが現状です。また、地震は突然襲ってくるものですね。地震が発生した時には、まず身の安全を確保することを最優先にしましょう。

揺れが収まったなら、二次災害を防ぐための行動に移ることが重要です。では、地震が起きた際にはそのような行動をとれば良いのでしょうか。

〇このように安全を確保しよう!

身の安全を確保するためには、まずあなたも家族も危険なものから離れることが鉄則です。家族とも声を掛け合うようにしして、心を落ち着かせるように努めましょう。もしキッチンにいたなら、揺れが小さかったとしても火を止めるようにして、大きな揺れであればただちにその場から離れることが大事です。

もし就寝中などで寝室にいたのなら、布団を頭からかぶって、落ちて来る物から身を守るようにしましょう。もしトイレにいた場合は、退路を断たれないように、すぐにドアを開けましょう。

ベランダ等にいたとしたら、身をかがめながら履物を履いたまま室内に戻ります。お風呂にいて入浴中だった時は、お風呂のふたなどを利用して身を守るようにしましょう。

〇安全確認も大事!

続いて、自宅内での安全確認をしましょう。火災などが起きていないかを調べるということです。火元となる場所を確認して、もしも仮に出火してしまっていたら、すぐに初期消火しましょう。そして、周囲に聞こえるように『火事だ!』と叫ぶことも忘れてはいけません。

ガスについては、マイコンメーターであれば通常は自動でガスが供給されなくなります。別のメーターである場合は、ガスメーターの近くにあるバルブを閉めましょう。水道に関しては、メーター付近の止水栓を右に回して閉めます。

もし停電になった場合は、メインブレーカーを遮断しましょう。そして、電化製品の差し込みプラグをコンセントから抜きましょう。さらに、地震についての情報をラジオやテレビなどで得るようにします。

さらに、トイレの場合とも同じなのですが、地震が起きたことでドアが歪んでしまい開かなくなる場合があります。そうなると、外に出られなくなってしまうことが考えられるでしょう。

きちんと外に避難することができるように、出口は確保することが大事です。その時には、またドアが閉まって開かなくならないために、傍にあったものでも挟んでおくと開けはなっておくことができるでしょう。

さらに、もしも閉じ込められてしまった場合を想定し、バールなど、ドアを開けられるような工具等を用意しておくと便利です。地震が起きたとしても、慌ててしまいいきなり外に飛び出すことは避けましょう。

地震によって瓦が崩れていたり、ガラスの破片が散乱している可能性もあるので、怪我をしてしまうことも考えられるからです。周囲がどういった状況なのかを、まずは見極めることが大切です。

家の中でも、ガラスの破片等が散乱してしまうこともあり得ます。踏んでしまうと足を切ってしまいかねないので、スリッパを履くなどして十分気を付けましょう。外では、ブロック塀などが崩れることもありますので、下敷きにならないように気を配りましょう。