災害はいつ起きるかわかりませんね。夜間などの場合は家族一緒に同じ屋根の下で寝ていることも考えられます。しかし、日中学校やお仕事に行かれている間に災害が起きるかもしれません。

もし大地震が来たりした時などにも、家族の安否は一番に気がかりになることでしょうし、一刻も早く知る必要があります。そういった時などのためにも、家族間において決めごとをしておくことが重要となります。

その決めごとは、きちんと各自で書きだしていつも所持しておくことをこころがけましょう。

〇安否確認の方法を決めておこう!

ではまず、何を決めておくべきなのかというと、安否の確認を家族間でどの様な方法でするかということです。NTTが提供している災害用伝言ダイヤルの使い方を家族内できちんと覚えておきましょう。

固定電話や携帯電話、公衆電話からも利用できるもので、通常は災害時に提供されるものです。1回で30秒間まで録音することが可能です。こちらは毎月1日と15日の24時間、正月3が日など無料で体験できる日が設けられていますので、事前に体験しておくことも大事です。

最初に171に電話をかけ、録音なら1を、再生なら2を押します。そして市外局番から電話番号を押しましょう。そうすることで、録音や知人などが録音した音声の再生も可能となります。

また、携帯電話用の『災害用伝言版』もありますので、こちらもぜひ災害時には活用したいです。災害時に、自分がどの様な状態なのかについて100文字程度でメッセージを残すことができるサービスです。

どうしているか気になる人の電話番号を入力することで、その人の安否を知ることができるのです。携帯電話会社によって使い方が変わってくるので、今のうちに確認しておくのが賢明です。

災害が起きると、被災してしまった地域よりも遠い地域の方が電話などは繋がりやすいです。よって、被災地よりも遠いところに住んでいるご友人や知人の方などの電話番号などを、家族間の緊急連絡先としておくことも重要になってくるでしょう。

災害が起きた時のために、家族間では自分たちが避難するべき場所やどこに集合するかなどをあらかじめ確認し合うことが大事です。このことは、他の記事で詳しくご説明させていただきます。

〇必要事項をメモして持ち歩くことも有効

さらに、家族の病気などことや情報などを書いたメモを、家族全員が普段から持ち歩くようにしましょう。そうすることで、いざという時の対応にも役に立ってくれるでしょう。さらに、家庭の財産について記された情報(免許証番号やパスポート番号、基礎年金番号などです)も、安全な場所に保管しておくようにすると良いです。

以上のように、いつ起こるかわからない災害から皆を守るためにも、今一度家族で確認し合って災害に備えることが重要なのです。あるリサーチによると、家族間で災害時の連絡方法等を共有していないと回答した数が4割にも上ったということです。

まだまだ防災意識が高いとは言えないでしょう。災害が起こると、家族が無事かどうかが非常に気になるものです。なので、そういった不安を解消するためにも今のうちから連絡方法は共有しておくようにしましょう。