地震が起こると、多少なりとも驚くこともあるでしょう。地震が収まったら少しはほっとするものではないでしょうか。そんな地震が収まった後にはどういった行動に移せば良いのでしょうか。

いざ地震が発生した時に慌ててしまうと怪我をしかねません。慌てないように、覚えておきましょう。

〇揺れが収まった!まずどうする?

揺れが収まったら、まずご自身の身に異変がないかを確認しましょう。出血していないか、どこか痛くしていないかについてです。あなた自身に何事もなかったことがわかりましたら、続いて足元がどのような状況下にあるかを確認するようにします。

揺れによって、ガラスが割れたり、陶器の置物や皿などが割れてしまっているかもしれません。そういったものの破片が床に散らばっていることもあるので、スリッパを履いたり床に雑誌を置いて足を怪我しないように対処しましょう。

場所を移動できるようにすることが大事なのです。続いて、ご家族などに声をかけて、皆が無事であることを確認しましょう。もし閉じ込められてしまっていたり、家具などの下敷きになってしまっていたなら、周囲の方と協力して助け出し、応急手当を施すようにします。

それから、その時の災害がどの程度の規模だったのか、被害の状況はどのようになっているのかといった、情報を入手します。そして、避難場所に行くかを判断しましょう。もし津波が来ると情報が入ったならば、すぐにでも避難するようにしましょう。

また、もしかしたらあなたご自身が被害に遭われるかもしれません。1人で家の中にいて家具などの下敷きになってしまうこともないとは言い切れませんね。もしマンションにお住まいでしたら、人が通るような気配がしたら声をあげるなどして知らせるようにします。

〇動けるのならどんなことをする?

地震が起きると、その揺れが原因で電話の受話器が外れてしまいます。せっかく電話が通じるはずなのに、『話し中』になることで、こちらにかけてくれた人と通話ができなくなってしまいますね。そうなると、きちんと安否確認ができなくなってしまいかねないのです。

そういったことを防ぐためにも、地震が起きた後には受話器が外れていないか確認をして、もし外れていたら直ちに正常な状態に戻すようにしましょう。また、火についても確認をしましょう。火災が起きないようにすることは欠かせません。

続いて、玄関のドアであったり、窓ガラスやベランダ(バルコニー)にえいきょうが でているかどうかを確認します。そして、あらかじめ確認しておいた避難経路の通りに避難をしましょう。

マンションなどの場合は、避難ハッチから他の入居者が降りてきたり隔板を突き破り避難してくることもあるでしょう。そういった時は周囲がどのような状況なのか聞くようにします。また、地震の際にちょうどエレベーターに乗っていて閉じ込められてしまうといった事例が多く発生しているようです。

もしエレベーター内に閉じ込められてしまった場合には、自力で開けようとはせずに、緊急通報ボタンを使ってサービス会社に連絡をしましょう。もしそれが通じなかったなら、携帯電話が使える場合は警察や消防に連絡をするようにします。

慌てないことがカギですので、落ち着いて対処しましょう。さらに、エレベーターに関しては地震が起きた時には動いていても、その後に止まってしまうことも考えられます。なので、なるべく地震後には乗らない様にした方が賢明です。